自分のもの
2007年 10月 15日
松下幸之助「続・道をひらく」
"神無月"
「自分のもの」
p214-215
一部
"神無月"
「自分のもの」
p214-215
一部
自分の身体は、自分のものであって、自分のものではない。
血のめぐり、内臓の働き、どれ一つとってみても、
自分の意思によって動いているものはない。
つまり、大きな自然の恵みで生かされている
いわば天からの授かりもの。天から預かっているものである。
(略)
どんなものでも、本当は、自分のものというのは一つもないのである。
自分のものがあると思っていても、それはかりにそう
定められているだけののことであって、
本当は何もないのである。
授かったものである。預かったものである。
つまり、あるということは、ないということでもある。
だからこそ、どんなものでも、これを大事にしないければならない。
by nanana665
| 2007-10-15 00:27
| 凄い言の葉